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福島県にしかない少し変わった条例

市町村合併をしない矢や祭まつり町宣言(矢祭町)

市町村は戦後半世紀を経て、地域に根ざした基礎的な地方自治体として成熟し、自らの進路の決定は自己責任のもと意思決定をする能力を十分に持っております。

 

地方自治の本旨に基づき、矢祭町議会は国が押しつける市町村合併には賛意できず、先人から享けた郷土「矢祭町」を21世紀に生きる子孫にそっくり引き継ぐことが、今、この時、ここに生きる私達の使命であり、将来に禍根を残す選択はすべきでないと判断いたします。

 

よって、矢祭町はいかなる市町村とも合併しないことを宣言します。(一部抜粋)

 

英断か、それとも無謀か?

バブル経済が真っ盛りのころは、全国3000以上の市町村に1億円ずつバラまけるほど、ムダに地方を支えることができた国家財政も、バブルの崩壊で状況は一変。今や、国も市町村も、お金に余裕がありません。

 

そこで国は、市町村の数を減らして、効率化を図ることにしたのです。これが世にいう「平成の大合併」。合併した自治体は、有利な条件で借金ができるという特典を付けたので、各地の自治体が隣同士で、こぞって合併の話し合いを始めました。

 

しかし、地元の家具屋の社長から転身して20年、政治のベテランだけれども素人の感覚を持ち合わせていた矢祭町長は、最初から見抜いていたのです。福島県の最南端にある小規模の町が、もしも隣の自治体と合併したとすれば、新しい自治体の中心地は矢祭に置かれず、ますます故郷は寂れ、弱体化してしまうだけだと。

 

宣言は、終戦直後の「昭和の大合併」騒動で「血の雨が降り、お互いが離反し、40年過ぎた今日でも、その痼しこりは解決して」いないと、過去の反省を述べつつ、「常に爪に火をともす思いで行財政の効率化に努力してきた」と、独立独歩への悲痛な覚悟も示しています。

 

音楽都市宣言(郡山市)

「美しいメロディー 心おどるリズム 音楽がまちにあふれ 人の輪が広がり心をつなぐ」と始まる宣言文が、郡山市の新たな展開を歌い上げます。

 

2008年に議決された、生まれたての都市宣言ですが、県立安積あさか黎明高等学校や、市立郡山第二中学校の合唱部は、全日本合唱コンクールの全国大会で、「日本一」「金賞」などの目覚ましい成績を何度も収めているそうです。

 

また、世界的に著名な作曲家、湯浅譲二氏の出身地、さらに人気ボーカルグループ「GReeeeN」のメンバーが音楽活動を始めた地、そして現在の居住地も郡山市。「音楽都市」を宣言するだけの資質は十分なのでしょう。

 

がん撲滅都市宣言(郡山市)

皆さんご存じのとおり、がんは日本人の死亡原因の第1位となって久しい、命にかかわる疾患です。しかし、早期発見・早期治療で、がんによる死者は撲滅できる、必要以上に恐れるべき病ではないとして、郡山市は健診体制の強化を実施しているようです。

 

子どもの夢を育む施設条例(福島市)

福島市民の期待感を目一杯あおる公共施設の正体、その名は「こむこむ」。
子ども図書館やプラネタリウムが完備され、ワークショップ室では、いろんな工作を体験できるなど、福島っ子たちの好奇心を惹きつけるアトラクションが揃います。

 

さらに「にぎわい広場」では、ウサギをモチーフにした、こむこむオリジナルキャラクター「ももりん」を模したロボットが、訪問者を出迎えてくれるそう。

 

もちろん、この「子どもの夢を育む施設条例」の中では、施設や展示物などを壊したりした者に向けての、原状回復責任や賠償責任など、「現実」も忘れずに規定しています。

 

町長の給料月額の特例に関する条例(双葉町)

町の財政が極めて逼迫していることを理由に、井戸川克隆町長みずからが、2009年1月から3月まで、月給を5万6000円(住民税や保険料を引けば、実質無給)とする条例案を議会に提出しました。

 

「町長だけ犠牲になっても、財政難は改善されない」など反対意見もあったようですが、僅差で可決。4月以降も、60%の減給で財政再建に取り組む双葉町長です。

 

「友ゆうの日」を定める条例(福島県・川俣町)

第1条(目的)
川俣町は、青少年の未来の豊かな個性や新たな文化の創造性を醸成するため、家庭や地域社会とのふれあいを一層促進し、自ら考え行動できる力を身に付けるために、生涯学習を推進し、健やかに成長することを願い「友ゆうの日」を設定する。

 

第2条(設定日)
「友ゆうの日」は、毎月第2土曜日、日曜日とする。

 

第3条(町の行事等)
「友ゆうの日」には、町は、家族や子供たちが楽しく学習できる機会の設定を積極的に勧めて行くものとする。ただし、大人だけが参加する行事等は、行わないように努める。